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本読みたい

方言漢字 - 笹原宏之

どうも皆さん初めまして、岳峰殿(がくほうでん)と申します。

ここからすごい不定期とはなりますが、本の感想とかをあげていけたらと思います。

えー、第一回は、笹原宏之さん著の「方言漢字」です。

読んだことはあるんですが、最近も読んだので紹介します。

 

この本は著者が日本全国を飛び回り、各地で見かけた独特の漢字を紹介する本になっています。

方言というと言葉遣いなどが有名ではありますが、この本を見てみるとなかなか癖の強い漢字・読み・字体も多々出てきて面白いです。

ただ、漢字ばかりというわけでもなく、中部地方についてのページでは、独特な書き損じなども紹介しています。また、「すし」の表記の分布やJIS登録を巡り変遷のあった「箞(うつぼ、正字では竹冠に卷)」という字についてもあり、そういうの好きな人には興味深いです(自分とか)。

JIS漢字編纂にかかわった方でもあるので、専門的っぽい内容も多少含まれておりますが、基本的には全然誰でも読めると思います。筆者の知識を織り交ぜて続々と字を紹介していくという作風が私は好きですね。

そういえば、つい最近、笹原先生の新しい本が出たようですね。

https://www.amazon.co.jp/dp/476745025X

今までの集大成といった感じでしょうか。機会があれば読んでみたいです。

 

初めての記事だとしても適当になってしまい申し訳ないんですが、これからも続けていきたいと思います。では、さようなら。