''Ruby'' Shelf

本読みたい

雑記「映画「65/シックスティ・ファイブ」」

最近よく映画を観る。

今回は昨日観た「65/シックスティ・ファイブ」という映画の感想を語ろうと思う。

…本の記事は出さないのかって?誰も気にしてないからいいんだよ。

 

あるミッションのため宇宙船に乗っていたミルズは、宇宙船が小惑星群と衝突したことで未知の惑星に墜落してしまいます。なお、ミルズや他の乗組員はどうみても完全に人間だし、給料とか家族とか言っていますが地球人ではありません。

そして墜落した惑星…それが6500万年前の地球です(なお恐竜が出てくる以外に地球要素はない模様)。

墜落の際に宇宙船は真っ二つになり、他の乗組員は全員死亡。脱出するためには山の上の宇宙船の破片にたどり着く必要が…。

ここでコアという、死亡した乗組員の娘と出会うんですが、なんと言語が違く言葉が通じません(なんで大事な任務に娘を連れてきたのか、普通に謎)。だが通じたり通じなかったりします。

その後は紆余曲折ありながら山にたどり着く、という流れなんですが、導入部分も簡潔、映画自体も綺麗な映像と淡々とした会話などですすむ、雰囲気重視な映画でした。

個人的に静かな感じでまあまあ好きだったんですが、やはり簡潔にしたゆえの設定のガバさが目立っている気がする。

雑記「2024年、元日」

16時10分、地震速報が鳴り響いた。

能登半島の付近、16時06分に5強で、10分に6強のち7の震度の地震が起こった。

余震が継続して起こったが、大丈夫だろうか。被害に遭われた方の無事を祈るばかりである。

太平洋側では震度が小さめだったが、まさか元日にこんなものが起ころうとは。これから起こるかもしれない災害のために、備えておけと神様のお告げなのか。

 

私は今日、久しぶりに、というかコロナ禍が始まって以来、初めて銭湯に行った。

体だけでなく心まで温まる熱さや、口に偶然入った湯のしょっぱさが、なんだか懐かしかった。

ルート225 - 藤野千夜

今回は藤野千夜さん著の「ルート225」です。これも以前読んだことがあります。

主人公の中学生の田中エリ子と弟のダイゴが、親だけおらずそれ以外は変わらない異世界?—作中では元の世界の「A」と比較して「A'」と呼称されている―に迷い込んでしまう、という物語。

あー…。親がいないとだけ書きましたが。それだけではありませんでした、登場人物たちが微かに感じる違和感もあります。その気持ち悪さ?不気味さというのが正しいか、それもこの物語の雰囲気作りに貢献しています。

主人公が中学生なので、親への反抗など複雑な感情を描写しつつも、友達(もちろん元の世界の人とは別人)との交流など、年相応の軽快で大胆な行動も見せてくれるので、小説全体の雰囲気は楽観的であると思います。

その中の不安や悩みの描写はなかなかですがね。

団欒とかクマノイさんとかの話はなんか…さらりと簡潔に説明されていますが、なんか切なくなってしまいました。

この異世界で慣れてきてしまいそうな二人が、結局、元の世界に戻れるかというのは、ぜひ読んで確かめてもらいたいです。

方言漢字 - 笹原宏之

どうも皆さん初めまして、岳峰殿(がくほうでん)と申します。

ここからすごい不定期とはなりますが、本の感想とかをあげていけたらと思います。

えー、第一回は、笹原宏之さん著の「方言漢字」です。

読んだことはあるんですが、最近も読んだので紹介します。

 

この本は著者が日本全国を飛び回り、各地で見かけた独特の漢字を紹介する本になっています。

方言というと言葉遣いなどが有名ではありますが、この本を見てみるとなかなか癖の強い漢字・読み・字体も多々出てきて面白いです。

ただ、漢字ばかりというわけでもなく、中部地方についてのページでは、独特な書き損じなども紹介しています。また、「すし」の表記の分布やJIS登録を巡り変遷のあった「箞(うつぼ、正字では竹冠に卷)」という字についてもあり、そういうの好きな人には興味深いです(自分とか)。

JIS漢字編纂にかかわった方でもあるので、専門的っぽい内容も多少含まれておりますが、基本的には全然誰でも読めると思います。筆者の知識を織り交ぜて続々と字を紹介していくという作風が私は好きですね。

そういえば、つい最近、笹原先生の新しい本が出たようですね。

https://www.amazon.co.jp/dp/476745025X

今までの集大成といった感じでしょうか。機会があれば読んでみたいです。

 

初めての記事だとしても適当になってしまい申し訳ないんですが、これからも続けていきたいと思います。では、さようなら。